イタリア人留学生をサイゼリヤへ招待
食べることが大好きなイタリアからの留学生とサイゼリアに繰り出した。
日本人学生おすすめのイタリアレストランに行きたい、と来日3週間のロレンツォはいう。ちなみにロレンツォは、東洋大学に交換留学しているのだが、留学先を決めた理由は「学食が有名」だからだ。
「僕にとっては食事が一番大事。イタリアンと匹敵するのは日本の料理だけ」と言う。
さて、サイゼリアは来日から日が浅いグルメなイタリア人はどう評価するのか?
1 ドリンクバーはイタリア料理にあわない!!
いつもの癖で、とりあえず、ドリンクバーと頼もうとしたら、「ストップ!」の声が。「イタリア料理」と言えば「ワイン」に決まっているのだ。パスタとコーラの取り合わせは、イタリアでは許されない、と目を三角にしている。
ドリンク・メニューを開くとロレンツォが突如集中した。その目の先は「DOCG (Denominazione di Origine Controllata e Garantita)」。DOCGのマークはオリジナル・イタリア産のマークである。チェーン店のサイゼリアにDOGCをそろえているのだから、さすが日本人の食のセンスと我ながら鼻が高くなった。
2 順番に
料理は一品づつサービスされるイタリア流に従い、トスカーナのキャンティを飲みながら、まずは、Wサイズのプロシュートとフォカッチャと熟成ミラノサラミだ。ちょっと塩が強いが、まさにイタリアの味だ、とロレンツォは嬉しそうだ。
次はマルゲリータ・ピザだ。サイゼリアのサイズはイタリアンサイズの半分だと言う。この倍のピザを1人1枚全部食べるのがイタリア流だと言うが、今日は日本風でシェアすることにした。
3 パスタは???
最初のパスタはカルボナーラだ。ロレンツォはどこ産のチーズだろう、と言うが、どこにも書いていない。そこで、店員に聞くが、彼女もわからなかった。イタリアでは、チーズとトマトはワインと同じようにどこで生産されたが書かれていることが当たり前だとロレンツォは驚いていた。
続いて、パルマ風スパゲッティ。まったくイタリア人が予想しない味だったが、美味しいと言っていた。だた、そこの上に、オリーブオイルを大量にかけた。一口もらったら、もはや原形の味はなく、オリーブオイルの味しかしない。彼にとってあまり得意な味ではなかったと推測できる。
ロレンツォは、納得がいかないのか、もうひとつ、パスタを注文することになった。頼んだのがアーリオ・オーリオ・スパゲティだ。「基本中の基本だから間違いがない」と頬張りながら「パスタが若干ゆですぎてる」とロレンツィオはコメントした。
どうもパスタは、イタリア直輸入の生ハムとサラミに比べると、満足度は今一歩と言う感じだ。
4 これイタリア料理ではない!!
最後に注文したのは、ミラノ風ドリアだ。ミラノ出身のロレンツォにとって、ミラノ風ドリアは未知との遭遇でだった。まずは、イタリアにはドリアは存在しないという。「リゾットはあるが、ドリアはない。これはアメリカ料理ではないか」とロレンツォは言う。英語では Doria with Meat Sauce と書れているからだ。
なぜ、ここに「ミラノ風」がついているのだと腑に落ちない様子だ。調べてみたら、確かに横浜のニューグランドのフレンチシェフが考案していた。上にかかるべシャミルソースの存在をかんがえるとフランス風と言った方が自然だ、とワインで軽口になる。
食後のデザートを頼み、今回の食事のレシートを受け取った。彼はそれをみて目を丸くする、どうしたのか聞くと彼は7000円だと見込んでいたが、5000円で済んだこと驚いていた。
最後にティラミスに楽しみながら、次は、本場の味は日本で楽しむことができるかを取材するため、最近、日本橋にできたばかりのナポリのピザ屋に行くことに決めた。
Written by Kyogo Luke Ikemoto
0コメント